ガザ地区の戦士

ガザ地区の戦士

俺は何者なのだろう

俺の人生は、くだらない

何もない

 

俺の人生を記した本には

毎日、くだらないページが書き加えられていく

取るに足らない本になっていく

本は日々 地べたを転げまわり

破れ、薄汚れ、文字も掠れ

顧みられないものになっていくんだ

俺自身も それを受け入れ 生きて 擦り切れ やがて忘れ 老い

死ぬ

 

俺をここに押し込めたやつらがいる

そいつらは俺の事なんか知らない 考えもしない

苦悩を押し付け それすら忘れ 幸福に暮らしている

俺の苦悩は、怒りは 一方的に押しつけられたもの

それを消化する労力、抱える労力は強いられたもの

やつらのために消化してやる義理はない

だが、怒りが 日々の生活にかき消されていく

それが、たまらなく怖い……

 

本当は新しい本を 自分の本を書き始めたい

それには終わりが必要だ

俺は許せない 怖い 自分の人生が、怒りが薄れていくことが

 

仲間たちの声が聞こえる

聖戦に加わろう

俺の本にも、ようやく最終回の見通しが立った

怒りを 苦悩を 忘れ去る恐怖からも解放される 

今や人生は、英霊達と共にある

人生が始まったのだ

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